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アグリアカデミア(農業経営スクール)
2017.11.01
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大阪アグリアカデミア 現地実習レポート!
JA大阪中央会大阪農業振興サポートセンターでは、昨年度に引き続き大阪府との共同事業として農業経営ビジネススクール「大阪アグリアカデミア」を開講しています。今年度はスタートアップコース14名、リーダーコース24名が参加中です。
この度、スタートアップコースの受講生が大阪府茨木市にある「やなもり農園」で現地実習を行い、その様子をサポートセンター職員が取材しました。
やなもり農園の梁守壮太氏は、野菜の味を消費者に理解してもらうため、各野菜に合わせた肥料施工や輪作による土作りなど、野菜の本当のうま味を引き出す研究と野菜作りに取り組んでおられます。「顧客に自分の圃場まで収穫に来てもらう」、「自分が一生懸命作った野菜を正当に評価して、大事にしてくれる人にしか売らない」という独自の経営スタイルを確立されています。
取材日は台風の後ということもあり、急遽予定を変更して台風被害後の再生方法を中心にお話しいただき、その他農作業を効率化する道具の紹介、肥料や農薬の選び方の紹介や寒冷紗による促成栽培などについて、実習をしていただきました。
台風被害の再生方法では、「野菜の状態を把握し、適切な処置をすることが重要」ということです。台風直後の研修時点では野菜の根が浮いてしまい、根から養分が吸収できない状態になっており、そのため、再生のステップとして、①根付きをよくするために土を固めます。次に、②葉に対して活力活性剤(ペンタキープ)、殺菌剤、液肥を撒きます。根が張るまでは葉から養分を吸収させ、根が付いてから徐々に肥料の濃度をあげていくそうです。梁守氏曰く、「人間も野菜も同じ生き物で、イメージとしては、入院患者が点滴→重湯→病院食とならしていくのと同じ要領である」とのことです。
台風によって倒れた農作物
再生させるべく奮闘する受講生
便利な道具の紹介では、梁守氏から「農家は自分の時間をどうやって作るかが大事。道具一つで自分が楽になり、効率化によって自分の時間が出来る。そうすれば、旅行に行くことも出来るし、勉強をすることも出来る」と道具を使うことで自分たちは何を得るのかについてお話がありました。具体的には玉ねぎの移植機や除草ピーラーの使い方などを紹介いただきました。初めは道具の使用になれない実習生も徐々に作業が早くなり、道具を使うことでの作業の効率化を実感されていました。
寒冷紗の張り方を説明する梁守さん
受講生は熱心にメモをとりながら「有機農法でダイコンサルハムシの対策はどうしたらよいか」「ニンジンの糖度をあげるにはどうしたら良いか」などスタートアップの受講生らしい実践的な質問をしていました。
最後に、受講生の声をおとどけします!
・多品目生産で成功している方なので、実際に圃場で研修できたことは大変 勉強になった。
・なかなか視察を受け入れてくれない方だと聞いていたので、実習が出来て よかった。すべてではないが、出来ることから取り入れていきたい。
・他の人の圃場に行くことも少ないので新鮮な驚きがあった。
肥料の話、ネットの話など、初めて聞くことも多かった。自分の圃場に戻って取り入れていきたい。
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10月31日 日本農業新聞に当プロジェクトに関する記事が掲載されました。
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- 2017.11.01
著者プロフィール
JAグループ大阪
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