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2020.12.28
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冬も家庭菜園にトライ!寒い時期に採れる&育つ野菜を育ててみよう
“実りの秋”という言葉がありますが、実は冬も家庭菜園にトライできる季節なのをご存知でしたか?今回は、寒い時期に採れる野菜にスポットを当ててご紹介。プランターを使うなど、狭いスペースでも育てられる冬野菜がたくさんあるので、ぜひ家庭菜園にトライして自家製野菜を育ててみてくださいね。
■冬の時期でも家庭菜園で野菜が育てられるって本当?
寒い時期は、家庭菜園には適さない時期だと思っている人も少なくありません。しかし、実は農家さんなど野菜栽培のプロでなくとも、冬に野菜を育てることは可能。まずは、冬の家庭菜園の特徴からご紹介していきます。
・冬野菜も家庭菜園で栽培できる!
15~20℃くらいが生育に適した温度だといわれる野菜が多いことから、この温度を下回る冬場は家庭菜園に適した時期ではないと考える人も多いのではないでしょうか。また、夏野菜に比べて冬野菜は育てるのが難しいというイメージを持っている人も多く、これもまた「冬は家庭菜園に適さない季節」という考えに繋がってしまう理由のひとつです。
しかし実は、家庭菜園は水やりのタイミング調整や寒さ対策などを行えば、1年中楽しむことができる趣味でもあります。冬だからと諦めるのではなく、冬にしかできない家庭菜園を楽しんでみてください。
・冬の時期に家庭菜園で野菜を上手に育てるコツ
寒さに弱い野菜は、冬の厳しい寒さに耐えきれず根を傷めてしまう可能性もあります。そのため、冬に家庭菜園を行うときは、上手に育てるためのコツを知っておく必要があるのです。1日で一番気温の高い午前中に水やりを行ったり、不織布を使って温度が下がり過ぎないよう対策をとったりすれば、冬場でも簡単に野菜を育てることができます。
家庭菜園初心者が冬に野菜の栽培を始める場合は、プランターを使って手軽にスタートするのがおすすめ。プランターであれば地植え栽培とは違って、収穫までのステップが減らせる上にベランダなどの狭い場所でも野菜の栽培を楽しむことができます。プランターといえば花を育てるものというイメージを持っている人もいるかもしれないですが、深さなどに注意すれば野菜の栽培も可能です。
■【葉物編】冬の家庭菜園におすすめの野菜
ここからは、冬場の家庭菜園におすすめの野菜をピックアップしてご紹介します。まずは、葉物の野菜から。葉物野菜はプランターでも育てやすいものが多いので、ぜひトライしてみてください。
・小松菜
クセがなく、栄養たっぷりな葉物野菜である小松菜は、冬の家庭菜園に適している野菜のひとつ。料理の食材としてはもちろんスムージーの材料としても活躍してくれる野菜なので、家庭菜園で育てているととても便利です。小松菜は1年中育てることができる野菜ですが、旬である冬の時期には特に丈夫な株が育つといわれています。
小松菜は、地植えだけでなくプランターでも比較的簡単に育てられる野菜。アブラナ科の野菜であるため、気温の高い時期には虫がつきやすいという特徴があるのですが、冬場は気温が低いため害虫による被害も少なく済みます。
不織布や寒冷紗などでトンネルを作ってあげると、虫を防ぐことができるのでおすすめです。
・ほうれん草
おひたしなど和食の具材としてだけでなく、グラタンやパスタなど洋食の具材としても使える野菜であるほうれん草。ビタミンB1や葉酸、鉄分など豊富な栄養素を含むほうれん草も、冬の家庭菜園にぴったりな葉物野菜です。
ほうれん草は種まきから収穫までのスピードが早く、家庭菜園初心者でもトライしやすい野菜。15~20℃が発芽に適している温度なので、秋ごろに種をまけば冬には甘みたっぷりのほうれん草が収穫できます。
きれいな株を育てるコツは、収穫までに計2回間引きを行うこと。本葉が1~2枚になったタイミングと3~4枚になったタイミングで間引きを行えば、よりきれいな株へと生長させることができます。
・キャベツ
キャベツはもともと高温を嫌う野菜であるため、寒くなる時期の栽培に適しています。春まき・夏まき・秋まきと種まきのタイミングが1年で3回あり、寒い時期でも栽培をスタートできる野菜です。
キャベツも、地植え栽培・プランター栽培どちらの方法でも育てることができる野菜。小型のプランターを使う場合は1プランターにつき1つのキャベツしか育てられないので、たくさん収穫したい場合は地植えで育てるのがベストです。
■【根菜編】冬の家庭菜園におすすめの野菜
1年の中でも、冬の時期は特に根菜類がおいしくなる季節。家庭菜園でも、根菜を育てることができます。
・かぶ
寒くなってくると、スーパーの野菜コーナーでも見かける機会の多くなるかぶ。生のままでも加熱してもおいしい野菜であり、その優しい甘さの虜になる人も少なくありません。
かぶは、8~10月に植え付けて9~12月に収穫時期を迎える野菜。根っこの部分だけでなく葉っぱも食べられるので、育てて損のない野菜です。
かぶにはいろいろと種類があり、根っこの部分が大きくなるものや小ぶりサイズで収穫するものなどさまざま。プランターで栽培する場合は、小ぶりのかぶがおすすめです。
・大根
鍋やおでんなど、冬の料理に欠かせない野菜である大根。冬に採れる大根は、他の時期のものと比べて甘みも強く、特においしいといわれています。実は大根も、冬の家庭菜園にぴったりな野菜のひとつ。種まきから3ヶ月ほどで収穫できます。
大根は下に向かって真っすぐ大きくなっていく野菜なので、地植えやコンテナでの栽培がおすすめ。小型のプランターなら、はつか大根(ラディッシュ)を栽培してみるといいでしょう。大根も葉っぱまで食べられる野菜なので、根菜と葉物野菜の両方の魅力を堪能することができます。
・ねぎ
おいしいだけでなく、栄養たっぷりで冬場の体調管理にも欠かせない野菜であるねぎ。いわゆる“根深ねぎ”と呼ばれるものと“葉ねぎ”と呼ばれる2種類のタイプのものがあり、どちらも家庭菜園で育てることができます。
白ねぎなど根深ねぎタイプはかなりの深さを要するものであるため、基本的に地植えで栽培されるタイプです。プランターを使う場合は、九条ねぎなど葉ねぎタイプの栽培をおすすめします。
■【豆類編】冬の家庭菜園におすすめの野菜
豆類は、冬の家庭菜園に適している植物のひとつです。育てやすい上に収穫量が多いので、家庭菜園初心者でも気軽にトライできます。
・えんどう豆
さやが薄い状態で収穫すれば“さやえんどう”として、豆が膨らんだあとに収穫すれば“スナップえんどう”として楽しめるのが、えんどう豆栽培の楽しいところ。寒さに強い野菜であるため、冬の家庭菜園にぴったりです。
10~11月ごろに種まきをすれば、4~5月ごろに収穫可能。つるなしの品種もあるので、プランターでの栽培もおすすめです。
・そら豆
夏に旬を迎えるそら豆は、寒い時期に植え付けをするため、冬の家庭菜園にぴったりな野菜です。畑や庭に直まきする場合は、種から育てるのが一般的。冬に植えつけを行う野菜でありながら寒さに弱いという特性があるので、畑で育てる場合もプランターで育てる場合も、霜よけ対策をして寒さから守ってあげることが大切です。
植えつけは11~12月中旬ごろ、収穫は4月下旬から6月上旬となります。
■まとめ
霜が降りたり凍結したりと、野菜が育つには酷な条件がそろう冬の季節。しかし、冬の時期に収穫できる野菜や植えつけを行う野菜もあるので、寒い時期でも家庭菜園にトライすることができるのです。
家庭菜園初心者でも気軽にトライできる野菜があるので、冬だからと敬遠せずぜひ自宅で野菜を育ててみてください。
【参考URL】
https://horti.jp/10007
【冬の水やりはどうするの?野菜の冬の過ごし方をcheck!】はじめてさんの家庭菜園Q&A〜エディブルガーデン
https://botanica-media.jp/930
- Permalink
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- 2020.12.28
著者プロフィール
ベジデコラボ事務局(㈱NKB)
農業から大阪を元気に。生産者と企業をつなげる地産地消プロジェクト「ベジデコラボ」。大阪産野菜を通じて様々なコラボレーションを展開しています。
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