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2020.08.29
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家庭菜園を夏にスタートするならどんな野菜がおすすめ?注意点や育て方のコツ
外で過ごすのが気持ち良い季節がやってくると、ホームセンターや園芸店などに野菜の苗がたくさん並びはじめます。生命力いっぱいの野菜の苗を見ていると「今年は家庭菜園をはじめてみようかな」なんて思うことはありませんか?自分で育てた野菜は、ひときわ美味しく感じるもの。
今回は、春から夏にかけて家庭菜園をスタートしたいと考えている方におすすめの野菜の種類や育て方のコツをご紹介します。
■家庭菜園をはじめるなら春から夏がチャンス
夏野菜の苗は、4月ごろから店頭に並び、早いものだと6月の頭ごろから収穫することができます。夏野菜は育てやすいものが多く、ベランダなどプランターを置くスペースがあれば、すぐにスタートすることができるので家庭菜園初心者の方にもぴったりです。
寒い時期に外に出て土いじりをするのは、なかなかハードルが高いかもしれませんが、春なら外で過ごすのも気持ち良く、土を触ったり、苗の手入れをしたりする時間をより楽しめるのではないでしょうか。
太陽の光をたくさん浴びて育つ夏野菜は、栄養満点。夏バテ防止や熱中症予防を期待できるものがたくさんあります。春から夏にかけては、家庭菜園をスタートしたいと考えている方にとって、絶好のチャンスです。
■夏の家庭菜園で気をつけたいこと
チャンスとはいっても、春から夏にかけて植物にとって過酷な状況も何度か訪れます。夏に美味しい野菜を収穫するためにも、注意したいポイントを押さえておきましょう。
・あたたかくなると虫も活発に!
あたたかくなってきて活動的になるのは、人間や動物だけではありません。虫だって同じです。ある程度の害虫は、畑の生態系を維持するためにも必要なようですが、大量発生してしまい、被害にあってから対策をしても手遅れになってしまいます。大切な野菜たちを害虫から守るためにも、早めに対策をしておくことが肝心です。
害虫対策には、畑なら防虫ネットを張って虫の入る隙を与えない。プランターなら、支柱を立てて、苗を囲むようにビニールを張れば、害虫からも強い雨風からも苗を守ることができますよ。
コンパニオンプランツといって、害虫を抑えるなどの相乗効果を期待できる花を側に植えるのも良いですね。見た目もかわいく癒されるので、より一層、家庭菜園を楽しめるのではないでしょうか。
たとえば、コンパニオンプランツの有名どころで言えばマリーゴールド。さまざまな野菜と相性が良く、植物のお医者さんとまで言われているそうですよ。
・湿度が苦手なのは人も植物も同じ…
人間にとっても植物にとっても過酷な季節。それは、梅雨です。日が当たる時間が少なくなってしまうため、雨による多湿は避けられません。
多湿から野菜の苗を守るためにやっておきたいことは、密にならないようにすること。できるだけ、苗と苗の間隔を空けて蒸れないように注意しましょう。
畑なら、水はけが良くなるように高植えしておくこと。プランターの場合は、雨に当たらないような場所に移しておくと安心ですね。
・人も植物も暑さ対策は忘れずに
梅雨が終わったからといって、油断は禁物です。今度は、強い直射日光が苦手な野菜に気を配ってあげなくてはいけません。日よけを作って直射日光が当たらないようにしたり、プランターを日陰に移動したりして、日光に負けないように注意してくださいね。

また、夏の暑い中での作業は、人にとっても過酷なもの。夢中になっていると、ついつい休憩や水分補給を忘れてしまいます。
熱中症は「気が付いたときには遅い」なんてこともあるようです。丹精込めて育てた野菜たちを美味しく食べるためにも、健康管理には十分気をつけて作業するようにしましょう。
■初心者OK!プランターではじめられる夏野菜
それでは、初心者でも育てやすく、プランターでもはじめられる夏野菜を紹介していきます。
・<シソ> 出番多数の万能野菜
シソは、夏野菜の中でも特に育てやすく、こぼれ種からも育つほどです。「ベランダでシソを植えてみたら、大量に育ちすぎて食べきれない」という話もよく聞かれます。
そうめんやパスタ、てんぷらなど…さまざまな料理に大活躍のシソは、あると嬉しい野菜のひとつです。何からはじめて良いか悩む、失敗したくない…という方は、シソからはじめてみてはいかがでしょうか。
直射日光と乾燥が苦手なので、半日陰の場所でも十分に育ちます。土の表面が乾ききらないうちに水をあげるようにしましょう。
・<ゴーヤ> 家庭菜園の定番!
日差しよけのグリーンカーテンにも最適なゴーヤは、夏に食べたい野菜のひとつです。育てている方から「たくさんできたから」とおすそ分けをいただいた経験がある方もいるのではないでしょうか。
4月下旬ごろからゴーヤの香りのする苗が店頭に並びはじめます。日光が大好きで、日当たりの良い場所に植えると大きなゴーヤが育つようです。水がたっぷり必要なので、土が乾いてきたら、水をしっかりあげてください。夏の暑い時期には、朝と夕に水やりが必要な場合もあります。
収穫に適した時期が短いので、もうこれ以上大きくならないだろうと感じたら早めに収穫して美味しくいただきましょう。
・<ピーマン> 子どもといっしょに育てて苦手を克服
栄養価も高く、1度に収穫できる量が多いのがピーマンの魅力です。ただし苦みがあるので、苦手な子どもも多いですよね。ピーマンを子どもに食べてほしいときは、いっしょに育ててみるのもおすすめです。
日当たりと水はけの良い環境を用意できれば、害虫にもやられにくく、プランターなどで初心者でも手軽にはじめることができるようです。茎が細くて倒れやすいので、しっかりとした太めの支柱で支えてあげると安心です。
5月ごろに苗を植付ければ10月ごろまで収穫が楽しめます。
■夏に植付けて秋に収穫を楽しめる野菜
夏野菜収穫後、秋にかけて植付けるならどんな野菜が良いのか、おすすめの種類を紹介します。
・<小松菜> 栄養満点でジュースにもぴったり
カルシウムやビタミンCなど栄養豊富な小松菜。アクが少ないので、ジュースなどにして生のまま食べるとその栄養を丸ごと摂取することができます。

1年のうちの3/4も収穫することができる優秀な野菜で、日当たりが良く、風通しの良い場所で育てれば、春から秋にかけて収穫が楽しめます。
蒸れが苦手なので、株の間に適度な間隔を保つようにしてあげると、虫が付きにくくなるようです。
・<いんげん> 彩りや副菜にあると便利!
いんげんは、3月から6月にかけても種まきを行いますが、お盆の前後にも種まきが可能です。支柱が必要ですが、キュウリなど収穫が終わった夏野菜のものを使用しても良いでしょう。
肥料がなくても元気に育つほど強いので、初心者でも安心して育てることができます。いんげんは収穫が遅れると皮が固くなってしまうそうなので、豆が膨らまないうちに収穫するようにしましょう。大きさはだいたい15cmが目安です。
・<ミニ白菜> 鍋料理に備えて…
8月下旬に植付けするミニ白菜。冬の鍋料理にも欠かせない食材です。小さいサイズならプランター栽培もできるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
白菜を育てるときに注意したいのは、害虫です。たくさんの害虫が白菜を狙ってやってきますので、そのままにしておくと、やられ放題になってしまいます。虫や乾燥から守ってくれる寒冷紗という布を苗が小さいうちからかぶせておくと安心です。
11月ごろから収穫が楽しめるので、大事に育てて自家栽培の美味しい白菜で鍋料理を堪能してみてくださいね。
■まとめ
春から夏にかけて楽しみたい家庭菜園のコツやおすすめの野菜、8月に植付けて秋冬まで楽しめる野菜を紹介しました。自分で育てた野菜を食べるときって、なんとも誇らしく嬉しい気持ちを味わえる気がするもの。
育てやすそうなものや好きな野菜…どんなものでも良いので、家庭菜園をはじめてみてはいかがでしょうか。
参考URL
https://www.hyponex.co.jp/plantia/study/12613
https://agripick.com/1760
参考URL
害虫
コンパニオンプランツ
家庭菜園カレンダー(春夏)
小松菜
いんげん
ミニ白菜
寒冷紗
- Permalink
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- 2020.08.29
著者プロフィール
ベジデコラボ事務局(㈱NKB)
農業から大阪を元気に。生産者と企業をつなげる地産地消プロジェクト「ベジデコラボ」。大阪産野菜を通じて様々なコラボレーションを展開しています。
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