地産地消応援店舗へのアンケート集計結果について

地産地消応援店舗（飲食店）

2017.12.07

ＪＡ大阪中央会では、大阪府民に府内飲食店で大阪産農産物を食する機会を創出し、新鮮で安全・安心な大阪産の魅力を訴求することを目的に、大阪地産地消プロジェクト「大阪産のお野菜さん」を展開しています。同プロジェクトでは、地産地消に取り組み、大阪産農産物を扱う府内飲食店を地産地消応援店舗と位置付けています。

この度、地産地消・大阪産農産物の流通拡大等を図るため、地産地消応援店舗を対象としたアンケート調査を実施しましたので、その集計結果（一部抜粋）をご紹介いたします。

■アンケート回答店舗数　　６２店舗

■取り扱っている（取り扱い予定のある）大阪産野菜

✔　現在取り扱っている野菜は、「水なす」「なす」「みずな」が上位。

✔　なお、仕入れ先としては「卸売業者・問屋」からの仕入れが４８％と最も多く、「一般のスーパー」「業務用スーパー」がともに２４％で続いています。

■大阪産野菜を店舗で提供するメリット

■大阪産野菜を店舗で提供する際の課題・改善点

✔ 取り扱いのメリットとして、地産地消の特長である「鮮度が良い」「安全・安心」「味が良い」ことを評価する回答が上位につけています。

✔ 味や品質面を課題にあげる店舗は少ない。一方、「ブランド力がない」「情報が少ない」「知名度が低い」といった情報発信に関する課題が上位を占めています。

✔ 上記より、現在大阪産の取り扱いのない飲食店に対しては、大阪産の情報を十分に訴求できていない可能性が高いと思料されます。各種情報発信を積極的に行い、その良さを伝えていくことが、大阪産流通拡大につながり得ます。

■今後の大阪産野菜取り扱い意向

■大阪産野菜に関する欲しい情報

✔ 約８割の店舗が今後も大阪産野菜を取り扱いたいと回答。取り扱いたくないとの回答はありませんでした。

✔　取り扱いたい理由としては、地元産を扱うことは「鮮度の良さ」「店舗のウリになる」といった回答が多くあがりました。

✔　取り扱いに際して欲しい情報としては、「旬の時期」が５割を超え、「他県産との違い」「味の特徴」「生産者情報」が３割以上で続いています。

■今後取り扱いたい大阪産野菜

✔ 今後取り扱いたい野菜については、「水なす」「トマト」「きゅうり」等、生で食する機会が多く、下処理の少ない野菜が上位に並んでいます。

✔　前掲の「取り扱っている野菜」と、「今後取り扱いたい野菜」のいずれも「水なす」が１位となりました。

✔　現在取り扱っている割合と異なり、今後取り扱いたい野菜では「えだまめ」が上位にあげられています。

■総括

大阪産野菜の特長である「鮮度」や「安全・安心」といった点については、飲食店から高い理解が得られています。また、地産地消が「店舗のウリ・こだわりになる」との回答も多くありました。その一方、大阪産の良さについての情報発信が課題であることや、取り扱いに際して飲食店側は野菜毎の特徴（旬や味等）に係る情報等を必要としていることが確認できました。

今回の調査対象であり、現在大阪産を使用している飲食店からの大阪産に対する評価は全般的に高いものでした。その良さをより多くの飲食店へ訴求していくことが、今後の地産地消の促進、大阪産の流通拡大において求められます。

★最後に、飲食店からの大阪産野菜に対するご意見をご紹介します！

・大阪産は近郊のため、鮮度が良い。

・大阪で商売する以上、大阪産野菜を使用していることは魅力的で、お客様に対しても説明しやすい。

・大阪産を取り扱うことで、お客様との会話のきっかけにもなる。

・地産地消に取り組み、店舗のアピールポイントとしていきたい。

・地元野菜を使用して、少しでも地元を盛り上げたい。

・地元野菜のおいしさをお客様にも認知してもらいたい。

・他府県から来られたお客様に、地元野菜を召し上がってもらいたい。大阪産野菜に良いイメージを持ってもらいたい。

平成29年12月5日 日本農業新聞

飲食店関係者様

JAグループ大阪×ぐるなび「大阪産のお野菜さん」地産地消応援店舗募集

「大阪産のお野菜さん」の地産地消に賛同いただける飲食店舗様であれば無料にて応援サイトにお店の情報を紹介します。