旬菜新聞 2017年秋号 能勢ぐり生産者の紹介

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2017.09.26

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旬菜新聞 2017年秋号 能勢ぐり生産者の紹介

 JA大阪中央会では、「新鮮・おいしい野菜でみんなの笑顔をつくる情報紙」をモットーに年4回「JAおおさか旬菜新聞」を発行し、毎号約50,000部を府内JAの直売所やJA店舗で配布しています。

旬菜新聞には、生産者のへのインタビューや直売所トピックス、旬の「大阪産のお野菜さん」を使ったレシピなどの情報が盛りだくさん。

今回はその中から2017年秋号に掲載している能勢ぐりの生産者を紹介いたします。

旬菜新聞 2017年秋号 能勢ぐり生産者の紹介 photo 1

大粒で甘~い能勢ぐりを多くの人に

豊能郡能勢町で農業を営む西田彦次さん。水稲栽培とともに地域の特産物である能勢ぐりを、約30a(3反)の農地で、およそ130本栽培しています。

9月中旬~10月中旬に販売される能勢ぐりは、高級菓子にも使用される人気の品種で、大粒で甘くホクホクとした食感が魅力。江戸時代に栽培が始まり、出荷すると多くの銀札(当時のお金)を得ることができたことから、「銀を寄せる」という意味で「銀寄(ぎんよせ)」と呼ばれるようになったそう。

クリづくりは、冬場の肥料やり・剪定に始まり、草刈りや病害虫防除、イノシシやシカの被害を防ぐために電気柵を設けるなど、作業に追われる日々。「クリの生育には乾燥がよくないので、乾燥防止の水やりや、下草刈り後に草を敷くのも大切な仕事。春から夏にかけて行う低木剪定にもこだわりがあります。実に栄養が十分行き渡るよう3m~4m前後の高さにそろえ、風通しがよくなるよう余分な枝を落とします」。こうして収穫期に入り、収穫後には翌年の成長に必要な肥料を与えるなど、一年を通じて手をかけます。

次世代への継承を目指し苗木づくりにも注力

よいクリの見分け方は、ふっくらとして果皮に張りや光沢があること。購入したらすぐに食べるのがおいしくいただくコツです。西田さんが好きな食べ方は、シンプルな塩ゆで。ほかに、渋皮煮やマロンペーストもおすすめです。

「西田さんのクリはおいしいと喜んでもらうことが一番うれしいですね。今後も、大きなクリづくりを目指しますよ」。最近は早生品種の「ぽろたん」の栽培を手がけたり、高校の恩師に教えてもらった接ぎ木や、苗木づくりにも力を注ぐ西田さん。「太い根に生じる細い根の多い、元気なクリ苗を次世代に引き継いで、銀寄がより継承されるようにがんばります」と、能勢ぐりを愛する熱い思いを聞かせてくれました。

今年植えたばかりの苗木の成長を確かめる西田さん

旬菜新聞 2017年秋号 能勢ぐり生産者の紹介 photo 2

撮影時はまだ青々とした能勢ぐり。さらに大きく成長してきます

※8月上旬取材・撮影

@プロフィル@
西田 彦次さん(71歳)
大阪府立能勢高等学校を卒業後、会社勤めをしながら家業の農業を手伝う。定年退職を機に専業農家に。JA大阪北部正組合員。JA大阪北部栗部会会長(能勢東地区)をはじめ、能勢栗振興会で副会長をつとめる。能勢ぐりは、JA大阪北部農産物直売所などで購入できます。

※この記事は、2017年秋号の旬菜新聞(発行:JA大阪中央会、制作:産経新聞、編集:サンケイリビング新聞社)に掲載されたものです。

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  • 2017.09.26

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