地産地消応援店舗取材「すき焼きそば&想咲鉄板焼き 千陽 福島店」

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地産地消応援店舗(飲食店)

2019.10.15

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地産地消応援店舗取材「すき焼きそば&想咲鉄板焼き 千陽 福島店」

野菜ソムリエプロが認めた元気な大阪産をアツアツの鉄板焼きで「すき焼きそば&想咲鉄板焼き 千陽 福島店」

JR福島駅から徒歩1分のところにある「千陽 福島店」。23年前、西田辺に開業して以来、地元の人たちから親しまれ、7年前にこちらの姉妹店が誕生しました。人気のメニューは、すき焼き風味の焼きそばに溶き卵をつけて食べる「すき焼きそば」と、野菜を主役にしたお好み焼き「べジ玉」。なかでも、「べジ玉」は近年数々のテレビや雑誌に取り上げられ注目を集めています。

 

分厚い鉄板が敷かれたテーブル席。厨房で調理した料理を、最後までアツアツの状態でいただくことができます。

奥にはテーブル席も。厨房から聞こえるジュージュー美味しそうな効果音が食欲を刺激します。

お好み焼き×旬の野菜=「べジ玉」誕生

同店のマネジャー・板金さんが野菜に興味を持ちだしたのは約10年前。「お客さんにさらに喜んでもらえるものはないか」と思っていた時、たまたまテレビで野菜や果物に資格があることを知り、「野菜ソムリエプロ」と「ベジフルビューティーセルフアドバイザー」の資格も取得されました。

「勉強する中で『野菜って本当に体に良いんだ!』と気づき、もっとおいしく楽しく野菜を食べてもらえるメニューはないかと考えるようになったんです」

そこで生まれたのが、「べジ玉」です。旬の野菜を取り入れるため、春なら八尾産の若ごぼう、冬なら田辺大根と季節によってさまざまな味を楽しむことができます。

「常連さんになると、『そろそろあれの季節やな』と楽しみにしてくださるんです」

では、さっそくべジ玉をはじめ、千陽さん自慢の料理3品をご紹介いただきましょう。

今回料理に使用したのは、泉佐野産の泉州たまねぎ、岸和田市産のミニトマト、八尾産の枝豆です。

太陽の恵みをたっぷり浴びた岸和田産の真っ赤なトマトに感動

1品目は、「べジ玉」の一種「めちゃ甘ミニトマトとおじゃがのべジ豚玉」1080円(税込)です。

メニュー名に「めちゃ甘」とあるように、和泉市にあるキノシタファームさんで採れたミニトマトは年間を通して糖度が8度以上。一般的なトマトは糖度5度前後と言われていますから、非常に甘みが強いことが分かるでしょう。しかも、単に甘いだけでなく酸味とのバランスが抜群なんです! パンッとハリのある果肉から豊かな甘みと爽やかな酸味が溢れ出ます。

「初めて食べた時は本当に驚きました。想像をはるかに超えるぐらい、めちゃくちゃ甘かったんです」と板金さんも絶賛されます。

この絶品トマトとジャガイモを、野菜スープで溶いた生地にたっぷり入れて手際よく焼きます。アツアツに熱せられた厚さ2㎝の鉄板の上でジュージューという小気味良い音とともに、野菜の良い香りがふわり。豚肉や大葉をトッピングし、最後にあっさり味の醤油タレをかけていただきます。

加熱することで、さらにトマトの甘みと旨みが増し、コクのあるジューシーさに。それをホクホクのジャガイモがしっかり受け止めてくれ、まさに絶妙なコンビネーションです。

「この組み合わせにたどり着くまで、何十種類もの野菜を使って試作しました。それぞれの野菜の個性を生かすため、同じべジ玉でも使う野菜の種類によって生地の濃さやソースの味も全て変えています」と素材の持ち味を存分に味わえる工夫がなされています。

また、もう一つのおいしさの秘訣は生地の少なさです。

「お好み焼きというと、つい“粉もん”のイメージが強いですが、当店のべジ玉はあくまで野菜が主役。この『めちゃ甘ミニトマトとおじゃがのべジ豚玉』もミニトマトが約100g、生地に使う粉は30gほど。トマトの方が圧倒的に多いので、旨みをダイレクトに味わうことができます。普段、一食で生野菜を100~150g食べようと思うとなかなか大変なことですが、こうして加熱しお好みにすればコンパクトになり野菜が苦手な子どもさんでもペロリと食べれるサイズに。お好み焼きは、野菜を食べる上でぴったりの料理なんです。ぜひ『お好み焼きは野菜』ということをもっと多くの方に知っていただきたいです」

地産地消応援店舗取材「すき焼きそば&想咲鉄板焼き 千陽 福島店」 photo 1

ふわふわの生地にタマネギの甘みがじんわり!クセになる味

2品目は、「タマネギのチヂミ」680円(税込)です。

こちらは、同店でもリピート率のかなり高い料理。泉佐野市にある射手矢農園産の泉州たまねぎをたっぷり使い、ニラや人参といった色鮮やかな野菜を合わせています。

こちらの生地も野菜スープで溶いており、口の中に入れた瞬間に野菜の旨みが広がります。先ほどのべジ玉に比べ、ややスープの比率を増やしているため生地がふわとろ! 中から溢れ出るタマネギの甘みもたまりません。ゴマ油風味のタレをつけると、さらに甘みが際立ちます。

「射手矢農園の泉州タマネギはみずみずしく甘みも濃厚。どんな料理にも活用できるので、とても重宝しています」と板金さんも太鼓判を押します。

コクのある旨みが凝縮!ひんやり冷えた至極の一粒

続いて3品目は、「ミニトマトと枝豆のレモンジュレ」(「夏の前菜3種盛」中の一品)です。

(現在はメニューの提供を終了しております)

こちらは緑×赤×透明の涼やかな見た目が夏にピッタリ。旨みの濃い八尾産の枝豆、キノシタファームのミニトマトを、レモン風味のジュレが爽やかな味にまとめています。

なかでも注目は、八尾産の枝豆。枝豆は収穫後どんどん味が落ち、2日経つとおいしさの指標となるアミノ酸や糖分が約半分になってしまいます。ですから、採れたてであればあるほど味がよく、「地産地消が一番おいしい」と言われています。

「当店では、昔から枝豆をメニューで提供してきましたが、ここまでおいしいものに出合ったったのは初めてです。八尾産はしっかり豆の香りがあり、口に含んだ瞬間に『甘い!』と感動します。お客さんにもぜひ味の違いを味わってほしいと思い、塩ゆでにするなどできるだけシンプルな調理法で風味を損なわないようにしています」と板金さん。

お店では、「完熟八尾エダマメ(現在はメニューの提供を終了しております)」390円(税込)も提供しています。

さらにゆで方にも、コツがあるそう。

「枝豆は、ゆがいている間に栄養価や旨みがどんどん水に出てしまう性質。ですから、湯がく時の水分量は豆が浸る程度で十分なんです。「ゆがく」と言うよりは「蒸す」感覚の方が近いかもしれません。その方が、一度水に出た栄養や旨みを再度ギューッと吸うことができるので、本来のコクやおいしさを味わうことができるのです」

実はこれは、板金さんが農家さんから教わった方法だそう。ぜひ皆さんも試してみてください。

一目惚れならぬ“一口惚れ”した野菜たち

野菜ソムリエプロの資格を持つ板金さんは、普段の仕入れの際も野菜のツヤやハリ、味わった時の甘さなどを厳しくチェックしておられます。

「基本的に仕入れはバイヤーさんを通して行っていますが、店の休日を利用して自分も積極的に畑へ足を運び、直接味わって『おいしい』と感じたものは直接取引するようにしています。そうでないと、お客さんに自信を持って提供できませんから」

例えば、先ほどの料理に登場した泉佐野にある射手矢農園産の泉州たまねぎ、和泉市にあるキノシタファーム産のミニトマト、八尾産の枝豆は全てそう。

「おいしい野菜は一口食べればすぐに分かります。一目惚れならぬ“一口惚れ”のようなもの。食感や糖度が全く違うんです。『これは絶対お客さんに喜んでもらえる!』と感じたら、すぐ農家さんに取引してもらうよう依頼します」

大阪野菜の魅力は新鮮さと作り手のハートの熱さ

全国各地の畑へ積極的に足を運ぶ板金さん。大阪産の野菜の良さについて伺うと、「やはり新鮮なことです。運送時間がかからない分鮮度が良いですから、栄養価も高くおいしさをキープしたままお客様に提供することができます。それともう一つは、若手農家さんが非常に熱心なことではないでしょうか。自分たちでブランド化したり、『農業を憧れの職業№1にしよう!』と取り組んだり、みなさん一生懸命で「おいしい野菜で食卓を明るくしたい!」というハートの熱さが伝わってきます。こういう方々といると、私も元気が出てくるんです」と答えてくださいました。現在も、人から人へとご縁がつながり、ネットワークが広がっているそうです。

おいしい野菜との出合いが食育につながる

息子さんが保育園~小学校ぐらいの頃は、知人の農家を訪ねることもあったとか。

「畑で収穫したたまねぎをその場でフライパンで焼いたり、キャベツにかぶりついてみずみずしさを実感したり。息子のいきいきした表情を見ていると、これが食育か!と思うんですよ。ソムリエという資格を持っていると、子育て中のお母さん方から『どうしたら子供が野菜を食べますか?』『何かアドバイスください』と言われることが多々ありますが、そういう時はいつも『おいしい野菜に出合うことです』とお応えするようにしています。野菜がおいしければ、子どもは放っておいても食べるもの。現にうちの息子は、保育園まで冷凍の枝豆を全然食べませんでしたが、八尾産のものに出合って以来、大好物と言っていいほど進んで食べるようになりました。美味しければ、子どもは自然と野菜が好きになるものなんです」。

地産地消応援店舗取材「すき焼きそば&想咲鉄板焼き 千陽 福島店」 photo 2

アツアツの鉄板でたくさんの思いを咲かせて

こうした農家との出会い、野菜との出合いを得て板金さんは「ソムリエ」としての使命感をますます燃やしておられます。

「皆さんに野菜のおいしさ、栄養価の高さ、そして農家さんの努力を伝えたいです。特に私は、お店という場がありますから、食べてくれるお客さんと農家さんをつなぐ架け橋になりたいと思っていますし、せっかく大阪でお店をしているなら大阪産の野菜のおいしさをもっと伝えていきたいです。もともと当店の店名『想咲鉄板焼き』は、『想いを咲かせる』という意味を込めています。生産者さんの思い、そして私たちお店の思いを鉄板で咲かせ、ますますおいしい料理をお客さんに召し上がっていただきたいです」

野菜は主役の「べジ玉」をはじめ、野菜の個性を存分に味わえる料理の数々。ぜひ熱い思いとともに召し上がってみてください。

【すき焼きそば&想咲鉄板焼 千陽 福島店】

住所:大阪市福島区福島7-9-1

電話番号:06-6450-0082

アクセス:JR大阪環状線 福島駅 徒歩1分

JR東西線 新福島駅 徒歩3分

阪神本線 福島駅 徒歩3分

営業時間:火~金 11:30~14:00(L.O.14:00)、火~日 17:00~24:00(L.O.23:00)

定休日:月曜

総席数:20席

ぐるなび:https://r.gnavi.co.jp/c343601/

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  • 2019.10.15

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