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2020.10.28
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子供の野菜嫌いはなぜ起こる?嫌いをなくす対処法と克服レシピもご紹介
野菜は、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富で、毎日の食事にも積極的に取り入れたい食材。子供にとっては、大切な成長段階に欠かせない栄養でもあります。しかし、野菜が嫌いな子供は多いですよね。なぜ野菜嫌いになるのか、大人が実践できる対処法や苦手野菜を使ってつくれる簡単レシピもご紹介します。
■子供が野菜を嫌がる理由
子供が野菜を苦手と感じる2つの理由を見てみましょう。
・苦味、酸味、渋味など美味しさが分かりにくい
子供は、苦味や酸味、渋味など本能的に苦手とする味や、食べ合わせることで生まれる旨味など、よく分からない味を美味しいと感じません。野菜には、苦味やえぐ味、辛味のあるものも多く、美味しさが分かりにくいために嫌いになってしまうのだそうです。
・見た目や食感になじめない
緑や赤などの濃い色、硬そうな葉野菜、例えばピーマンのようないびつな形など、見た目に抵抗があり嫌いになることがあるようです。実際に食べてみても、硬くて飲み込めない、軟らか過ぎて気持ち悪いといったように、食感が苦手だという子供も多いようです。
■野菜嫌いをなくすためにできること
子供の野菜嫌いに対して大人はどう対処したら良いのでしょうか。今からでも始められる4つの対処方法をご紹介します。
・調理方法を工夫する
見た目や食感が苦手という場合は、野菜の切り方を変えたり混ぜ込んで見えなくしたりと工夫した調理方法がおすすめです。例えば、子供の好きなハンバーグに細かく刻んで混ぜ、ソースで味つけすれば見た目では分かりません。
同じ野菜でも調理方法を変えることで食べられる場合もあるのです。食べられたという達成感が得られることで、野菜への抵抗が少なくなるかもしれません。
・野菜を食べる空間の雰囲気づくり
家では嫌いな野菜を一切食べないのに、お弁当や給食は完食するという話をよく耳にしますよね。子供は、嫌いな食べ物でもその場の雰囲気や気分で食べられる場合があるのです。家庭でも楽しい雰囲気になるよう工夫してみてはどうでしょうか。例えば、週末の昼食をお弁当にする、苦手な野菜を飾り切りしたり、ピックで飾ったりと盛りつけにこだわるのもおすすめです。
・食べなくても苦手野菜を取り入れる
どうせ食べないから嫌いな野菜は使わない…と食卓から除外していませんか?子供が苦手を克服するチャンスを奪っているかもしれません。
まだ食の経験が少ない子供の場合、たとえ嫌いな野菜があっても、繰り返し見るうちに嫌なイメージが薄れていくそうです。また、親が美味しそうに食べていると、それを真似して自然と食べられるようになる場合もあるとか。食べてくれない野菜も、根気強く食卓に登場させることが大切と言えますね。
・家庭で野菜づくりに挑戦する
家庭菜園は、子供が野菜に興味を持つきっかけになり野菜嫌いの克服に繋がります。自ら野菜を育てることで愛着も湧いてくるでしょう。嫌いな野菜でも、「自分が育てた」という達成感を味わえ、抵抗なく食べられるようになるかもしれません。子供の好き嫌いに関わらず、親子でいろいろな野菜づくりに挑戦してみましょう。
■子供が嫌いな野菜トップ5を紹介
子供に嫌われる野菜トップ5を見てみましょう。(2019年タキイ種苗株式会社調べ)
【1位】ゴーヤ:39.6%
【2位】ピーマン:31.4%
【3位】春菊:30.4%
【4位】セロリ:30.4%
【5位】とうがらし:29.5%
調査は全国約200人の12歳以下の子供を持つ親に行ったものです。トップ1位のゴーヤは、全体のうち約4割の子供が嫌いという結果になりました。2位以下も3人に1人の子供が嫌いと回答していますが、それぞれ「苦い」「臭い」「辛い」といったように、大人には美味しく感じられても、子供が苦手な味を含む野菜となっています。
■嫌いな野菜の克服に!おすすめの簡単レシピ3選
子供が嫌いな野菜を美味しく食べるためのレシピをご紹介します。ぜひ実践してみてください。
・ゴーヤとちくわのサラダ
【材料】4人分
ゴーヤ1本・ちくわ3本・ツナ缶1個・マヨネーズ80g・ごま油20g・こしょう小さじ1・砂糖小さじ1
【作り方】
ゴーヤは縦半分に切ってワタと種を取り、薄切りにします。ちくわも縦半分に切り、薄切りにします。熱湯の中にゴーヤを入れて30秒ほど茹で、水気を絞っておきましょう。残りの材料すべてを混ぜ合わせれば完成です。
ゴーヤの苦みを抑え、シャキシャキした食感を楽しめるサラダです。薄めに切り、茹で過ぎには注意しましょう。
・ピーマン入りミートボール
【材料】2人分
豚ひき肉200g・塩こしょう少々・ピーマン3個・玉ねぎ1/4個・サラダ油大さじ1
<ソース>ケチャップ大さじ2・酒大さじ1・砂糖小さじ2・醤油小さじ1
【作り方】
ボウルに豚ひき肉と塩こしょうを入れて混ぜ、みじん切りにした玉ねぎとピーマンを加えてよく混ぜます。ひと口サイズに成形したら、サラダ油を熱したフライパンで火が通るまで焼きましょう。ソースの材料を加えて絡めれば完成です。
子供が大好きなミートボールに嫌いな野菜トップ2位のピーマンを混ぜ込んだレシピです。ケチャップベースの味つけで苦味も気にならずに食べられるかもしれませんね。
・セロリでミートソーススパゲッティ
【材料】3~4人分
合いびき肉200g・玉ねぎ1/2個・セロリ1/4本・にんじん1/4本・ニンニク1片・赤ワイン大さじ2・オリーブオイル大さじ1
<煮込みソース>トマト缶200g・水大さじ2・顆粒コンソメ小さじ1・ケチャップ大さじ1・中濃ソースお好みの量・塩少々・スパゲッティ300g
【作り方】
野菜はすべてみじん切りにし、オリーブオイルを熱した鍋に入れ弱火でじっくり炒めます。玉ねぎが透きとおったら合いびき肉を加えて炒め、赤ワインを入れてアルコールを飛ばしましょう。トマト缶、水、コンソメを加えて火を弱め、30分煮込んだら残りの材料を加えます。茹でたスパゲッティの上にかけてできあがりです。
臭みが苦手なセロリも、煮込み料理に入れると美味しさが増して食べやすくなりますよ。
■まとめ
子供の野菜嫌いは当たり前のこと。大切なのは、好き嫌いに関係なくいろいろな野菜を食卓に並べ、野菜を食べる習慣をつくることではないでしょうか。子供がいつか嫌いな野菜を食べてくれることを願い、工夫して食卓に取り入れてみてくださいね。
【参考URL】
https://housefoods-group.com/activity/e-mag/magazine/64.html
https://www.takii.co.jp/info/news_190808.html
https://www.kurashiru.com/recipes/b1fd8332-27b5-41ee-9ab1-05e07db24bb7
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- 2020.10.28
著者プロフィール
ベジデコラボ事務局(㈱NKB)
農業から大阪を元気に。生産者と企業をつなげる地産地消プロジェクト「ベジデコラボ」。大阪産野菜を通じて様々なコラボレーションを展開しています。
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